purerereの日記

掃除しなきゃ

BEASTARSが面白すぎた。

ネタバレあるので読んでいない方は見ないでください。


BEASTARSアニメ始まったじゃないですか。ちょうど2年前くらい連載始まった頃に、出版社で漫画の編集をしている知り合いの方にBEASTARS面白いよ!っておすすめされてたんですが、まあ読んでなかったんですよ。

ライン漫画で掲載されてて読んでたらガチで面白すぎてKindleで全巻買ったので、感想や、気に入った点をつらつら書いていこうと思います。

肉食動物と草食動物が生きる世界観のなかで、どうすれば共生できるのとかその葛藤が描かれてるんですが、こんな現実世界でも男女、黒人白人、生まれた場所、環境、いろいろ差別とか区別とかあると思うんですよ。それをこんなに楽しく可愛く残酷に漫画にしててまじすげーなって。

どんな年齢の重ね方したらこんなこと考えられるんだよ表せるんだよって思って作者さんのこと調べたら、1993年生まれだよまじかよ。私97年生まれだからあと4年だよ追いつけねーよって純粋に思いました。

作者の板垣巴留さんが刃牙の作者さんの娘さんだったということにまじで驚き。まじかよ。

すごく好きなシーンが、13巻の海洋世界でレゴシが出会ったアザラシとの会話。

「海洋生物ハ皆輪廻転生ヲ信ジテイルヨ」「食ベテ食ベラレテ生死ヲ繰リ返ス」
その言葉にレゴシめちゃめちゃ戸惑うんですね。そりゃそうだよね自分は草食との関係や肉食としての本能で悩んでるんだから。

そして、理解できないと言ったレゴシに対して、こう言うんですよ。
「信仰トハソウイウモノ」「私コノ死生観ヲアナタニ押シツケルコトシナイ」「ダカラレゴシサンモ否定シチャダメ」

裸で過ごすのが当たり前な海の世界のアザラシは、陸のアパートでも服を脱ぎ始めるんですが、レゴシはそれに驚きつつ受け止めます。

あーーーーこんなことさらっと普通かける??皆んなおなじだから皆んな仲良く!じゃないんだよ!!!
皆んな違うから皆んなでまあ共生していこうよって物語のあちらこちらに散りばめられてるんですよ!!!

てかレゴシがかっこよすぎるんだよなかっこいいというか可愛いんだよな好きなんですよ。
1巻の最後レゴシ創作メモであーーなるほどって感じだったんですが、顔のモデルはフランスの映画俳優マチュー・アマルリックで、たたずまいはたまに松山ケンイチを思い出して描いてるそう……。
あっあっ…そうなのか…松山ケンイチかよ…マイ初恋の相手…理解。

すごく好きだなあと思った漫画だから、最初から好きなシーン書き出して、自分用メモとして残していきたいです。

とりあえず終わり。